また「昭和の粋人」のひとり、藤本義一さんが亡くなった。

合掌。

残念!!

79歳。

肺がんとの闘病中だったそうです。

藤本義一さんは、素晴らしい直木賞作家・脚本家・随筆家だけれど、

どちらかというと 

”ハイレベルなテレビタレント”

というイメージが強いですね。


代表的な仕事が、「11PM」。

NTV系の深夜ベルト番組(当時は 23時はもう深夜

でした 笑)で、その大阪発(読売テレビの火曜木曜枠)

の司会を なんと25年も(!)担当されていたん

ですね。

東京発(NTV)は、大橋巨泉氏が担当。

大橋巨泉氏さんと藤本義一さんが日替わりで

粋な”おとなの時間を作り上げていました。


お色気があり 男の”遊び心”をくすぐる番組でした。

現在の深夜番組は お笑いタレントの「楽屋落ち」

ネタが中心でワイワイやっているだけで

見終わったあと 心に何も残らないけど、

「IIPM」はちょっと 違っていたなあ・・・。


危なっかしい内容でも、ちょっと”粋な”

コメントがあり シャレていましたね。

「そうか 、じゃあ あした本屋で調べてみよう!」

なんていう気にさせました。


あ、もちろん、いい小説、脚本、随筆もいっぱい

書かれていますよね。

意外と知られていない 脚本家の一面ですけど、

森繁久弥、フランキー堺、伴淳三郎などが
繰り広げる ドタバタ喜劇映画
「駅前満貫」の脚本も書いているんですよ。

森繁久彌/喜劇 駅前満貫




小説では ボクは 月刊『小説現代』などに載った短編が

好きだったなあ。