9回までは、緊迫の一戦だった。

でも、広島の3番手のピッチャー・中崎が
日本ハム・岡選手へ死球を与えた。

これが次打者・西川遙輝選手の満塁本塁打を
生み、日本ハムがサヨナラ勝ちを得たんですね。


9回ウラ 日本ハムの攻撃。

1-1のまま、延長戦か?

と思われたこの回、日本ハムは2アウトながら
ランナーをためて 1,3塁。

ここで 岡が打席に。

この岡に、広島の「守護神」といわれて
今季大活躍の中継ぎ中崎投手が なんと

岡の お尻 にデッドボール!

打ち気にハヤる 岡選手が怒って
マウンドの中崎へ2,3歩向かう。

両チームの 何人かの選手がベンチを
飛び出し、危うく 乱闘になりかけた。

日本ハム・中田選手なんか、一番先に
飛び出してきたからね。

「こりゃあ 乱闘か?」

と思ったが、

大げさな騒ぎにならず、試合再開。

満塁。

球場が 異常に盛り上り ざわつく中、
打席には、西川選手。

そして 投じた第1球を思いっきり叩き、
打球は ライトスタンドへ吸い込まれた。


なぜ 満塁ホームランを打たれたか?

原因は、あの「死球」にあると思う。

岡選手に死球を与えたこと、
岡選手が 怒ってファイトをむき出しにしたこと、
そして 乱闘寸前まで行った状況に、

中崎投手の心は 相当動揺していたと思う。

そして その「動揺」をおさめ、少しでも
気持ちを切り替えることが出来ていれば

西川選手への投球内容も変わっていたのでは
ないかと思う。

明らかに 西川選手の打ちやすい1球だった。


死球を与えたあのとき、広島ベンチはピッチャーマウンドに
コーチを行かせ、内野手を集めて、冗談でも
一発かませれば 良かったのだ。

そうすれば、中崎選手も シーズン中の「間合い」
を思い出し、西川を三振か内野ゴロでアウトを取れたかも
しれない。

残念な「死球」だった。







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